逃避促進文具(仮)。

前回も書いたようにかなり追い詰められている猫町ですが、ここは文房具の力を借りて逃避したいものです。

ということで、少し前から猫町の机の回りにはこういう文房具が散らばっています。
プレゼントにもらったり、自分で買ったりした見た目重視なアイテムたち。

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実際はこういうアイテムよりも地味な文房具のほうがずっと優秀で使い勝手がいいというのはよくある話です。
が、それでもこうしたかわいらしさにちょっとほっとしたい気持ちというのもあるのではないでしょうか。

さて、こんな文房具を表現するのに最適な言葉はなんだろうか、と実は昨年からずっと考えているのです。
使っていて楽しいよ、だってかわいいじゃない、ということをシンプルに表現する気の利いた言い回しがあるのではないかと考えているのです。

世間でありふれているのは「気分が上がる」という表現ですよね。
が、個人的にこの表現はいけません。

単に好みの問題ですが、今こうして人の言葉としてタイピングしているだけで心理的抵抗が生じてしまいます(本当は伏字にしたいですがそうするとまったく意味の分からない記事になるので我慢しています)。
さらに「上がる」の部分が「アガる」になっているものなどを見るといよいよぞわあっとしてしまうのです。

もともと自分は流行の言葉をあまり使えないタイプの人間なのではないかと思います。
もちろん使う場合もあるのですが、自分の中でよしと判断した場合のみに限られるというか。

その年の流行語、みたいなものは割と許せても、むしろ大衆が作り上げた妙な文法や言い回しのようなものに強い抵抗があります。
使っている人を悪く思うことはありませんが、自分の口や文章から発されることはないなというものがたくさんあります。

以前「若者語」について取り上げられた新聞記事を読んだのですが、若者語とされるもので自分が多用しているものは「~的」というぼかし表現のみでした(「パイセン」も使いますが、厳密にはあれは消しゴムがしゃべっているだけなので)。
結構ふざけた表現をしている自覚がありましたが、いわゆる若者語とは違うんだなと思った記憶があります。

さて、件の「気分が上がる」がきちんとした日本語なのかどうかは分かりません。
少なくとも昔はなかったような、あるいは昔からあったけれども誰も使っていなかった表現なのかもしれません。

なぜこんなに長々書いているのかというと、悔しいことにそれ以外に表現する方法がないのではないかという結論に達しつつあるからなのです。

「気分が上がる文房具」

嫌ですよ。
もっと他に表現があるはずですよね。

例えば自分が中高生の頃には「気分が上がる」などという表現はなかったはずですが、当時の文具店員は上の写真にあるような文房具に何というキャッチフレーズをつけたのでしょうか。

「かわいい文房具」?
「やる気が出る文房具」?

忘れているだけで当時は当時の若い感じの表現があったのでしょうか。
「ナウい」に代表されるような表現が…

というわけで、ついに猫町はこうしたテーマ(=実用性よりも見た目を重視したかわいい文房具の有用性について)でまとめ記事を書けませんでした。
何しろタイトルが決まらないのですから。

どうしてもどうしてもあのぞわぞわした表現がダメで、でもその代わりがないんですよね。
何が「気分が上がる」だよまったく!
でも何て言うんだよ!

ということでこの記事のタイトルさえ決まらない感じなので、仮に「逃避促進文具」と名付けておくことにしましょう。
「実用性よりも見た目を重視しつつ現実からいくばくかの逃避をはかるも本来の目的からは大きく逸脱することのない文房具」ということなのですが。

「神聖モテモテ王国」が「キムタク」や「モモ王」という愛称になってしまうような雑さでなんかキャッチーなフレーズが降ってくればなあと思っています。