盛り上がっちゃってる人になりたくて。

猫町が住む兵庫県には「サンテレビ」というテレビ局があるのですが、時代劇などのドラマのスポンサーの多くが健康食品やサプリメントの会社である関係で、その類のCMをよく見ます。

あまりにも頻繁に見すぎてそれらのCMの一部はそらんじることができるほどなのですが、けっして嫌いではないのです。
むしろ好きで眺めています。

自分が興味を持って眺めているのは、ある商品の素晴らしさを目を輝かせて語っている使用者の映像で、あれは見ていて飽きませんね。

中にはセリフを棒読みしているようなものもあるのですが、身振り手振りをまじえながら商品の効果を熱弁する姿に親近感がわくのです。

@@のおかげでいかにやせられたか
@@のおかげでどんなに毎朝快便であるか
@@のおかげでいかにシミが消え、若さを取り戻すことができたか

あまりにも気の利いたコメントだったり、語りがなめらかすぎる場合はタレントさんだろうなと思ったりもするのですが、それはそれとしてああいう熱弁はおもしろいですね。

事の真偽や科学的根拠はさておき、「すっかり盛り上がっちゃってる人」を見るのが楽しいのです。
そして自分もそうありたいと思うのです。

文房具に関する記事にはいろいろあると思うのですが、誰にも口を出せない領域として使い心地に関する記述があると思います。

ある文房具を使った結果、自分はこう感じてしまった、という記述には「そうか。そう感じてしまったか」と言うしかないというか、動物園で檻の中の動物をほーと眺めている感じに似ています。

もちろん追究しようと思えばいろいろな調査や研究も考えられるのですが、とりあえずは檻の中の動物を眺めているだけで楽しいし、ふーんと思う、そんな感じが似ているなと思うのです。

何年も文房具のブログを書きながら、自分はいろいろなことを考えてきました。
文房具の豆知識的なことを共有したいなと思ったり、文房具の楽しみ方について考えようとしてみたり。

その都度その都度自分の中に流行のようなものがあり、それにしたがって書いてきたのですが、今はシンプルに「使い心地」というものに興味があります。
他の誰の意見よりもまず自分の感覚を最優先させて味わう真の使い心地。

文房具はあまりにも多様で奥が深く、五感で味わい戯れ尽くすにはあまりにも人の一生は短い。
そんなことに途方に暮れていたここ数ヶ月でした。