猫町と中学生43(筆記具をプレゼントする難しさ)。

少し前の話になりますが、中学生がぺんてるのP200 for BOYS & GIRLSシリーズを使っていました。

(いつの間に赤穂に…)と思いながら「それどこで買ったん?」と聞いてみると「イオン」と即答。
(イオンめ…今頃仕入れおってからに。大阪でゲットしてから3ヶ月もたっているじゃないか。待てないっつの。地元の経済に貢献できないっつの)

などと心の中でぼやきつつ、はたと思ったのは(あの時買わなくてよかった!)ということでした。
あの時というのはP200を大阪でゲットした時。
あまりにも素敵なので中学生にもプレゼントしようかと店頭で迷ったのです。

結局中学生も買っているんだからプレゼントしてもよかったのでは?
それはそうなのですが、問題は色です。

中学生とはかなり長い時間を過ごしているにもかかわらず、実はあまり好みが分かっていません。
とりあえずピンクが好きなんだろうとは思うものの、はてどんなピンクがいいのか分かりません。

猫町の予想ではベビーピンクだったのですが、コーラルピンクを選んでいるではないですか。
ピンクが好きなんだろう、程度では到底駄目だったというわけです。
これは自分にとっての青を想像するとすぐに理解できる話。
青だって何でもいいわけじゃないんですから。

このエピソードからあらためて自分が思ったのは、筆記具をプレゼントする難しさです。

筆記具をプレゼントする、というテーマについてはかつてまとめ記事を何本か書いたことがありますが(無慈悲にもリクルートによって削除)、その中でもどうしても踏み込めなかったのが、結局どんな色やデザインのものを選ぶべきなのか、相手の好みに合わせるのか、相手に持ってほしいものを自分が勝手に選ぶのか、はたしてそれらは可能なのか、といったことについてでした。

筆記具に限りませんが、これはむちゃくちゃ難しいですよね。
永遠のテーマと言ってもいいのではないでしょうか。
本人が選ぶのが一番な行為をあえて他人がする難しさ。

なので、文房具をプレゼントするといったテーマのコラムで、女性には赤やピンク、と決めつけてかかっているものを読むと、コラーーーーーと思ってしまいます。
そんなペラペラなことを書いてはいけません。

でも文具店員時代、高級筆記具についてメーカーの研修を受けた時には似たようなことを言われました。
どうしても紋切り型なんですよね。
男性は@@、女性は@@。

こういうことにもやもやしたからこそ書いたまとめ記事だったのに…と再びとほほな気分になってしまうわけですが、筆記具をプレゼントするという行為は本当に深いものがあります。

どのプレゼントもそうだと思われそうですが、筆記具は肌着のように身体に近いものであり、それだけに好みが少しでもずれると手に取ってもらえないこともあるのではないかと思うのです。

とりあえず、芯を折りまくりのオレンズよりもP200はずいぶん賢明な選択で、猫町がしめしめと思ったのは言うまでもありません。