無罫に真っ直ぐ文字を書く(猫町の場合)。

お待たせいたしました。
以前こちらの記事に焼き魚さんからいただいたご質問にお答えしたいと思います。

焼き魚さんのコメントは以下の通りです。

猫町さんこんにちは。いつも楽しく勉強になるなあと講義を受けている気分で拝見させていただいております。
「無罫力」という言葉に惹かれてコメントをさせていただきたいと思いました。
当方、左利きなのですが、ノートを時計回りに45~90°傾けて使います。そうしないと、書いた文字が左手で隠れて見えなくなるからです。そのためか、罫線のない紙に文字をまっすぐ書くことがとにかく苦手で、かといって定規などを使いながら書くことも嫌で、使うノートは罫線入りばかりです。
ですが、当方無罫好きなのです。真白い紙に文字をいっぱい書きたい。一面みっちり字で埋めたい。ほらこんなにきれいに書けたぜ!とうっとり眺めたい。でもできない。だからこのノートはもっとうまく書けるようになってから使おう。→結局そんな機会がないままノートはたまる一方です。
などとだらだら書いてしまいましたが、つまりは「無罫力」を上げるためのアドバイスをいただけたらと思います。できれば「いっぱい書いて慣れる」以外でお願いします。

ということなのですが、2ヶ月以上も真剣に考えましたが、結論は「猫町は回答者としてふさわしくない」というものでした。
以下に理由を説明します。

まず、猫町はもともと無罫に比較的真っ直ぐに文字を書くことができます。
身も蓋もありませんが、無罫に真っ直ぐに文字を書こうと努力したことがないのです。
したがって、こうすればいいよ、という方略を持っているわけではないということになります。

例えば猫町はやせています(貧相なだけですが)。
なのでしばしば「どうやったらやせられるのか」と聞かれます。
が、もともとやせているので何も答えられません。
答えたとしても、「白米を中心とした食事と考え事を多くすること」などと訳が分かりません。
それと同じだと思いました。

おそらくこの質問への優秀な回答者は、以前はやせていなかったのに何らかの努力をした結果やせ、しかもそれをキープしている人でしょう。
もともと貧相な猫町の出番はありません。

ということで、無罫に真っ直ぐに文字を書く方法について猫町が言えることはほぼないのではないかと思ったしだいです。

が、たとえそうだとしても考えてみるのはおもしろそうです。
そこで、以下の2つのことについて考えてみることにしました。

1つめはいったい自分はどうやって真っ直ぐに文字を書いているのかについて考えること。
2つめは自分が意識的にやっている方略について考えること。

長くなりそうなので今回は1つめの「自分はどうやって真っ直ぐに文字を書いているのか」ということについて考えます。
ただし、自分でも自分のことがよく分かっていないというのはよくある話なので適当にお聞きください。

これは自分の書く文字が四角くまとまっているからではないかと思っています。
つまり一つ一つの文字が四角くまとまっているので、四角を横に並べていくだけで字が真っ直ぐに連なっていくような気がするのです。

さらに、一つ一つの文字の中に罫線があること。
自分は字が非常に稚拙なのですが漢字の横画などは等しく平行に書くたちで、これが罫線の代わりをしているのではないかと思うのです。

猫町の文字に関しては今までいろんな人にいろんな評価をいただきましたが、これまでに言われた中で印象的な言葉が2つありました。

1つめは「自分の中に罫線があるんやなあ」という言葉。
これは就職の面接の時に言われた言葉でした。

2つめは「ねこまっちゃんは書きながら罫線を作ってるんやね」という言葉。
これは文具店員時代の先輩に言われた言葉でした。

1つめの言葉はすごくかっこよくて思い出すたびにえへへ、と思うのですが、真実に近いのは2つめの言葉です。
書きながら罫線を作る。
ずばりこれが正しいと思います。

自分は自分の文字の中に罫線を持っていて、無罫の紙に向かう時もその罫線にそって文字を連ねている気がします。
あと、できるだけその罫線がつながるように文字をつめて書いているというもあるんじゃないかなあ。

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と、ここまでは自分の話になってしまい、誰もお前みたいな字を書きたくないぜ、と言われてしまいそうなので、次に方略めいたことを書きたいと思います(続く)。