最初で最後の手紙。

しばらくはしめっぽい記事が続くと思います。
申し訳ありません。

ハナヲの棺にはハナヲの好きなものをいくつか入れました。
最後のほうはまったく食べられなくなっていたので、エサをお茶パックに小分けして入れました。

いつものやつ、贅沢なやつ、今後食べてほしかったやつ、ごはんのとも、ジャンクフード。

いつもそうしていたように1グラムの誤差もないほどきっちり量って詰めていきました。
フミヲらしいと思ってくれたでしょうか。

本当はウェットフードの美味しそうなやつを入れてあげたかったのですが、あきらめました。
今、遺影の横に並べていますが、こっちを入れるべきやったで!と恨めしそうにしている気もしています。

食べ物の他にハナヲが好きだったものもいろいろ書き出してみたのですが、「シャンプーのにおい」とか「尖った部分」とかどれも抽象的なものばかりで、棺に詰めるような形のあるものは案外ありませんでした。

半ば押し付けのように猫町のにおいのついたものを入れておきましたが、いつか会える時の手がかりになるでしょうか。
そういうシステムじゃなかったら、ハナヲはぼろぼろの服をもたされて天国で途方に暮れているかもしれません。

最後にハナヲに手紙を書きました。
有川浩さんの『旅猫リポート』という小説の中の猫によると、猫は人間の話していることは分かるけれどさすがに文字は分からない、とのことでした。

それでも手紙を書かずにはいられませんでした。
自分はずっとものを書きながら生きてきた人間だし、ハナヲもそれを一番よく知っているはずだから。

便箋やポストカードはいろいろ迷ったけれど、うさむしが作ってくれたはんこをぺたぺた押して作ったポストカードを選びました。
いつかうさむしに出そうと思っていた、とてもきれいに押せたとっておきのポストカードです。

自分とハナヲが並んでいるはんこだし、何より猫町にそっくりなので、字が読めなくてもハナヲが思い出してくれるような気がします。

葉書はもちろんぺんてるのハイブリッドテクニカで書きました。
いつものようにまっすぐに文字を並べて。
ハイブリッドテクニカはついに天国に行きました。

そろそろ頑張らないと。
ハナヲがあきれているような気がするので、本当にそろそろ頑張らないとと思っています。
f0220714_6232611.jpg